そこで、そのかわりと言っては何ですが、近場で見つけたものを時々紹介してみます。無理やり感があるのは否めませんが、自分ではすごくいいと思っているものが実はいろいろあります。
今日はその第一回として、一番近くのもの。
アパートの我が家は二階にあり、そして西に向かって小さなベランダがついています。このベランダは、去年まで雑然と鉢植えの植物や、その残骸つまり土だけ入った植木鉢などが置いてあって、かなり見苦しい状態になっていました(英語で eyesore という)。
唯一、ハミングバード用の砂糖水の入った容器がつるしてあって、これを飲みにく来る鳥だけが見る甲斐のある景色でした。
昨年の中ごろ、一念発起してベランダの大掃除をしました。こびりついた泥をこすり落とし、鉢植えは、一つだけ残してすべて処分。18ドルで買ってきた芝生風の緑色の敷物をセメントの上に敷き、中古のテーブルと椅子をいれました。
これが、本当に良かったのです。きれいになったベランダで食事したり、本を読んだり、さらにお月見の宴(西側なので、三日月の宴)までやりました。小さなアパートに一部屋増えたようなものです。
このベランダから見える景色ですが、改造前はつまらない見る価値もない景色と思っていました。でも、ここでお茶を飲みながら余裕の気分で眺めるとまるでちがって見えるのです。
周りの家々の屋根がいいリズムで連なっているし、斜め前方の道路とその先のコミュニティカレッジのテニスコートは、すっきり広々としています。夜にあちこち明かりが灯るとまた、なかなかいいです。
そして、何より気に入っているのは、というより、ひとり悦に入っているのは、ベランダにいる私を見上げる この羊。
はじめて気がついたのは夜で、メガネをかけてない私の眼で見て、どう見ても白い羊がこちらを見上げているとしか思えないのでした。ノラ羊?
はっきり見えたら魔法が解けると分かっていたので、しばらくそのまま “羊がいるつもり” を楽しみましたが、思い切ってメガネをかけて 大笑いしてしまいました。
昼の光で撮った上の写真で(ピンボケですみません)、灰緑色の四角は ケーブルボックスと呼んでいるもので、AT&Tかどこかのケーブルを どうにかする装置に被せてある箱です。羊の頭にあたる黄色いものは、消火栓の上半分が出ているのです。実際に近寄ると、二つの物体はちゃんと離れているのですが、うちのベランダからは重なって見えます。
夜の写真はうまく撮れなかったのでお見せできませんが、街灯に照らされると光と影の具合で、まさしく見上げる白い羊になります。我がシティに唯一の羊です。無理やりの名物。
ついでに、うちのハミングバード、ハミちゃん。
フィーダーの右側の頭の赤いのが鳥です。翼は動きが速くて消えたようになってます。
うちの 外ペット。
うちの 外ペット。
びっくりするくらい たくさんやってきます。
季節によってはこのフィーダーの周りで、大喧嘩がおこります。
では、また何かを探しに行きます。
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