2017年1月29日

雨が良く降ったあと、春を探しに行きました。





1月も終わりに近い24日、やっと晴れたので、近くのエルドラド パークに行ってきました。
いつもは、ヨシの茂みのラインが池の縁なんだけど、こっち側まで水が来てる。

そういえば、本当は隣のネイチャーセンターに始めは行ったんだけど、池の水が増水して歩道にあふれているので閉鎖中でした。

危機的な干ばつが続いた南カリフォルニアでしたが、1月は恵みの雨が、まあ良く降りました。(といっても、干ばつ解消には程遠いのだそうで、常に水が足らないのは宿命ということみたいです。)


ピクニックテーブルとベンチのところまで、水がきてます。


渡り鳥のガン。普段はもっと頭をあげて堂々としているのに、食事に夢中でした。おなかが空いているのか、それとも雨の後は美味しいものがあるのか?


いつも走り回っているリスも、あんまり動かず熱心に何かを探している。



ほんと、いつもとちがう。


いやいや、私はツリーウォッチングにきたんだったわ...



そう、最初に若葉を出しているのはやっぱり、
トネリコの仲間、エバーグリーン アッシュ。もう緑色になっている。


花がぎっしり。



この木はたくさんある。


我が愛するカリフォルニア シカモアもたくさんあるけど、この木はもっとずっと後にならないと葉が出ない。

野ざらしのような白い幹が目立ちます。



倒れている木がありました。たぶん、自生種のヤナギの仲間です。


水辺に好んで生える木は riparian と総称されますが、冬の嵐や、洪水で倒れやすいのがこの仲間です。


ちょっと、知ったかぶりの大きいことを言うと、カリフォルニアの両極端な気候、つまり夏のきびしい乾燥と冬の大雨、それらがもたらす山火事や洪水に適応することによって、この地の独特の植物相が出来上がっているのだそうですよ。



さて、公園を出ました。家に帰る途中で見なくてはいけないもの...


春を告げるナシの花は、咲いているかなっと。
ぱっとしない木だけど、車が止めやすいのでここ。

咲いてる、咲いてる。



もう、随分咲いてる。


このナシの木のことは、またそのうちエントリーにしたいと思ってます。さっさとしないと、あっという間に満開の時期がすぎそう。桜みたいなものですから。


ということで、南カリフォルニアはもう春です。


おまけ。
今日、1月28日の写真。

オレンジ郡の フラトン市(Fullerton)のちょっと小高いところから北の方を見たところ。サン ガブリエル山脈 (San Gabriel Mountains)は、きれいに雪化粧。