2016年1月17日

シーホークス楽しませてくれてありがとう!




今日は2015シーズンのディビジョン・ラウンドということで、シアトル・シーホークスにとってはプレーオフ二戦目。

結果は、カロライナ・パンサーズに負けました。後半頑張ったけど届かず、結果的に完敗ね。

私にとっては、フットボールシーズンの終わりです。これからパンサーズが勝ち進んでスーパーボールのチャンピオンになったら嬉しいかな。カーディナルズでもいいけど。

1シーズンだけだけど楽しませてくれてありがとう、シアトル・シーホークス。ここまで入れ込んで見てきたシーホークスなので、私としては選手たちのこれからが気になります。

マーション・リンチはどうなるのでしょう。もうすでに様々な憶測が流れていますが、もっと長いスパンで彼がこれからどんな人生をおくるのかとても興味があります。恵まれない生い立ちや、プロになってからのトラブルなど報じられていますが、彼には不器用でも善良で一途なハートを感じます。前途に幸あれと祈らずにいられません。

器用で賢いシャーマン、一時代を築いたヘッド・コーチのキャロルはもうかなりの年です。彼らはこれからどのように世界を切り開いてゆくのでしょう。

アメリカのプロフットボールがビジネスとして大成功している背景には、時代と共に変わり続ける強さがあるのだと思っています。ピート・キャロルを始めシーホークスの現プレーヤー達はその最先端にいるような気がします。初心者ファンの印象ですけどね。



ところで、最後に一つ言いたいことがあります。

カロライナ・パンサーズのユニフォームの色は大っ嫌い !!

あの、青と黒と真っ白の組み合わせは、まるでアマゾンの毒カエルみたいで、見るものに(少なくとも私に)警戒感というか、不快感を与えます。とにかく、愛着と正反対の感情がおこるのを禁じえません。

あんないろどりのユニフォームをいつも見ていたら、ファンや選手は、人間が意地悪くなるんじゃないの?

負けて悔しい、言いたい放題でした。





2016年1月11日

シアトル・シーホークスはプレイオフ1勝。イェーイ!!


じつは、昨年秋からアメリカンフットボールにうつつを抜かしていました。

今日のシアトル・シーホークス VS ミネソタ・バイキングス のゲームを観て、何かを書きたくなったので、思い付くままに書き連ねてみます。



過去に2回アメリカンフットボールについてエントリーを書きましたが、読んでいただくとお分かりのとおり、ただの素人の野次馬レベルのシアトル・シーホークスファンです。リンクから読んでもらえたらうれしいです。

2015年2月1日
フットボールは美しい!シアトル・シーホークスのファンでよかった

2014年2月2日
スーパーボール勝利、おめでとう!ピート・キャロルとシアトル・シーホークス


昨年夏以来、私の仕事が、日曜日がオープンになりました。そこで、あちこちツリーウォッチングに行こうと思っていたのに、私のやったことといったら、プロフットボールを観る為にテレビに貼りつくことでした。

自分で言うのもなんだけど、一点集中型のしつこい性格で、フットボールに関しては、ちょっと分かるようになったですよ。あ、つまり、素人野次馬レベルから初心者レベルくらいに大幅に向上したということです。

シーホークス のゲームを中心にテレビ観戦して、その間にルールやアメリカのプロフットボール(以下NFLと略す)そのものについて徐々に学んでいきました。ネットのおかげでどんとん賢くなってます。NFL関連の情報を求めて、随分英語のサイトを読んだり、ビデオを見たりしました。

ちょっと偉そうなことをいうと、私の場合、好奇心を満たしたい欲求を推し進める力の半分は英語がわかる嬉しさなのです。もしかしたら、英語で読んだり聞いたりしたことが分かるのが嬉しいという方が実は本命なのかも知れません。英語力の絶え間ない向上は私のサバイバルに関わっているし、何かが昨日よりも良くなっているって嬉しいでしょう。(でも小さい声で言うと、フットボールのポジションの説明は日本語のNFLのサイトに助けてもらいました。)


何が書きたいんだか、シーホークス VS バイキングス戦の話題になかなかたどり着きません。


とにかく、NFLには全部で 32 チームあって、それぞれが 16 試合をこなしてレギュラーシーズンが終わります。そのあと、まあ、成績上位 12 チームでプレーオフという勝ち抜き試合あって、それからチャンピオンを決めるスーパーボールという、国を挙げての行事にたどり着くことになります。仕組みからルールまで、あんまり詳しく説明したら、夜が明けるので、興味のある方はウィキペディアなり、上記、NFLサイトをごらんください。

で、素人の私でも気が付くのが、ゲーム数の少なさです。これは、これ以上やるのは身が持たない程激しいスポーツだということで間違いないと思います。

あるとき、フットボールプレーヤーの奥さんがテレビのトークショーに出ていて、夫はゲームの度に交通事故にあっているようなもんだと言ってました。生身の人間にはいくら鍛えても限度があるのね。

また、リチャード  シャーマン というシーホークスの選手が主張するのに、木曜日のゲームは止めて欲しい、体が回復するのに一週間いるとのこと。ほとんどのゲームは日曜日なのですが、放送の都合か何かで、多分、各チーム一回だけ木曜日にゲームが入るみたいです。

なるほど、フットボールの、体への負担というものが分かってきました。

試合中の怪我も頻発します。安全ために NFL のルールって色々あって、違反すると罰則が出ますが、それでも毎回、大なり小なり怪我人が出て、骨折なんかだとそのシーズンが全部出られなくなったりします。

で、レギュラーシーズンも終盤になって素人の私(しつこい)にも見えてきたのは、毎回本気を出して試合をしていたら身が持たないと言う現実です。というか、故障者を最小限にしつつ、なおかつプレーオフに辿り着き、そこから本気の試合をして勝ち抜くためには、時には負けることもプランの内なんです、たぶん。

メディアは、もちろんその時々の試合の解説やら予想やらを多彩な解説者に語らせるのですが、彼らは決して、このチームは次の試合では手抜きをするでしょうとは言いません。ちょっとにおわせる程度を言うことはありますが、本当にチョロっとで一瞬です。

そうこうして、私がレベルアップを繰り返しているうちに、プレーオフシーズンがやってきました。我がシーホークスも、ファンをハラハラさせて喜ばせ、プレーオフに参加です。



やっと、シーホークス VS バイキングス戦に話が辿り着きました。ここまで私の駄文を読んでくださる方は、ゲームの内容は知っていると想定して、そこのところは省きます。


この試合は、バイキングスの本拠地ミネアポリスで行われたのですが、何よりも話題にのぼったのはその寒さでした。屋根のないスタジアムの試合開始時の気温がマイナス6度、摂氏にすると氷点下20度くらいです。NFL史上でも記録的な寒さだそうです。

この気温は一週間も前から予想されていて、それでも試合中止とか、延期とかは全くチョイスに無く、いかに試合に影響するかしないかで持ちきりでした。

楽しみにしていた日曜日がやってきました。キックオフは現地時間で正午ごろ、カリフォルニアでは朝の10時。テレビでは9時から番組がはじまっていました。いかに寒いかがあれこれ紹介されましたが、ここに来て初めて、フィールドに施されている対策が明かされました。

広大なフィールドの芝の下には、パイプだかホースだかが縦横に張り巡らせてあって、温めた不凍液を還流させているため、フィールドは凍ってはおらず5℃ (これは摂氏)くらいになっているとのこと。そんな肝心の事、今まで一度も(私の感知範囲で)聞いてないですよお!まあ、メディアの仕事は盛り上げることで、誰もかれもグルなのねということをさらに確信した次第です。

ついでに、もう一つメディアが盛り上げたのが、マーション・リンチという、シーホークスのスター ランニングバックのこと。彼は11月末にスポーツヘルニアの手術を受けて以来、ずっと試合に出ていませんでした。順調に回復していると伝えられ、練習にも参加するようになり、当初はバイキング戦に出ると思わせるコーチのコメントがあったのですが、直前に出ないと発表がありました。理由は明言されなかったため様々な憶測が流れましたが、常識的に一番有りそうなことは、たぶん、いかに回復しているとはいえ、手術後一か月半しか経っていない選手に厳寒の中でプレーさせるリスク避けたのでしょう。チームは、リンチなしで勝てる可能性に賭けたのでしょう。そんなこと誰も言わなかったけれど。

業界は、ファンに、フットボールプレーヤーも生身の人間だと気付いてほしくないのに違いありません。



実際のゲームはというと、やはり寒さが影響したのか、好試合という訳にはいかなかったのですが、シーホークスの辛勝。

いやー、私はバイキングスがフィールドゴールをする直前に、もうフットボールにうつつを抜かすのは終わりにして、ツリーウォッチングのブログをしっかり書こうと思いましたよ。

それが、まさかのはずれで、リチャード・シャーマンは、地にひれ伏して動かなくなりました。この人、本当に表現豊かです。

試合のことなど、下のシーホークスの公式サイトに出ているビデオでご覧いただけます。

いくつか、私の好きなビデオをご紹介します。
まず、ヘッドコーチのピート・キャロルが、試合終了直後にロッカールームで選手に話しているところです。明るくて、軽くて、前向き。
Pete Carroll Wild Card Locker Room Speech

つぎは、文中に名前の出た、コーナーバックのリチャード・シャーマンの記者会見。この人は口が達者で突出した愛されるキャラクターです。試合直後なのにおしゃれ。
Richard Sherman Wild Card at Vikings Press Conference


ところで、このビデオで言っていること、私、ほとんど聞き取れるし分かりますよ。

語られている、あるいは書いてある英語が分かるようになるには、その内容に入れ込んでいるのが一番です。

これが言いたくて、こんな長文を書いてたのかも。自慢話でした。

来週は、対カロライナ・パンサーズです。楽しみ。