2013年12月16日

クリスマス(3)

ちょっと日があいてしまったけれど、クリスマスの話を終わらせなくては。


私はもうこの頃はショッピングモールにはあまり行かなくなってしまいましたが、たくさんの店がひとつのビルに入っているモールはホリデーシーズンは一年で一番華やかで賑わうときです。

昨年のクリスマス直前の頃、娘の用事で一緒にモールに出かけたときのこと。 

二階の手すりにもたれて下の階を眺めると、きれいな模様を描くタイルの床を、大きな荷物をさげた人たちが大人も子供も急ぎ足に歩いているのが、どの顔もにこにこと明るく輝いて見えました。 

その明るく輝くエネルギーにうたれて「ああ、この人たちは物を買うのがうれしいのだ。」と感じてしまいました。欲しいものが買えたからではなく、物を買う行為そのものがうれしいのだと。

年のせいか、物欲を極めたバブルの時代を日本で過ごしたせいか、あるいは貧乏なせいか、もう自分は、物を買うことに疲れさえ感じます。物欲を超越したということにしておきます。
 


前回と前々回のアメリカに来たばかりの時の話から一跨ぎに飛んで最近の話になりましたが、その中間の20年余りは二人の娘の成長と共に色々なことを経験してきました。クリスマスにも片足くらいは突っ込んで。 

本当に、子供たちは私にとって外に開いた窓、いいえ、ドアのようなものでした。その話はこれからたくさん書くと思います。



数日前に娘と話したこと。

いつかあなたに子供ができて、その子がサンタクロースは本当にいるかときいてきたら、何て答えるかと聞いてみました。

嘘は言わないが、子供の年齢で言い方を変える とのこと。 

ただ、彼女の小学生時代でさえ、サンタクロースが本当にいるかなんてことは友人間で話題にならなかったと言ってました。いると思っていることにしている方が都合が良い、というのが大体の子供の認識であったとのこと。 

そういうことか...。





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