2014年2月22日

私なりの、街路樹ウォッチングの基準を考えた




しばらく街路樹ウォッチングの記事投稿を御無沙汰しています。
前回書いたとおり、ちょっとつまづいているのです。



きっかけは、あるファイカスの巨木の並木が、ベンジャミンなのか、ガジュマルなのか分からなくなったことです(→ここに記事あり)。

その後、投稿したのはピンク トランペット ツリーだけになってしまったのですが、ウォッチングは続けていました。

まず、ヤシの木でずいぶん迷ったり学んだりしました。 それから、ユーカリに近い木の仲間は何種類かおよその見当がついてきました。また、どこにでも植えてあるのにどうしても分からない木にも出会いました。

そんなこんなするうちに、記事の記述の正確さはどの程度をめざすか、“多分こうだろう”と思うことの確かさをどの程度追及するか、という問いが何時もくっ付いてくるようになりました。

今にして思えば、第一回目のナシの紹介記事はあまりに無邪気だったと思います。実際に見に行かないで一般的にナシの街路樹の話をしているだけですから。でも、だったら、どこまで徹底的に調べるか、あるいは、どのくらいのいい加減さで止めておくか、結構悩ましいのです。

まあ、こんなふうにつまづいて、当面のヤシの木の記事が書けなくなってしまっていたのでした。




で、それからどうなったかというと、ヤシの木のことを調べているうちに、自ずと落ち着くところに落ち着いてきました。





ヤシの木は、当地では、もうそこらじゅうに植えてあります。ちょっと見通しのいいところに立つと、必ず目に入ると言ってもいいくらいです。それなのに、この地に26年も住んでいるのに、“ヤシの木”というひとくくりで認識していて、本当には見てなかったのです。あんなに色々あるのに。

特に目立つ大きいヤシの木を手始めに調べることにしました。見ただけで、明らかに数種類あります。おなじみUFEIのリストから、それらしいのをいくつか見つけ、Washingtonia属と Phoenix属の仲間らしいと見当がつきましたが、いきなり、はっきりとは分かりませんでした。

結局、徹底的に詳しい説明のあるサイトが見つかったのと、実際のヤシの木を何ヶ所も見に行って木に馴染んだのとで、自分なりに “分かった” という感じが得られました。つまり、種類ごとの木の特徴が、丸ごとすんなり見えるようになって、違いが分かるようになったのです。結構、うれしいことでした。




そこで、今のところ、私の街路樹ウォッチングの正確さの追求の基準は、“種類ごとの木の佇まい” が感覚的に把握できて、親しみを感じるようになるまで、です。

たとえていうなら、“親しい人は一目見たらすぐにわかる” というのと似ていますよね。まあ、人はひとりづつですが、木の場合は種類ごとです。

可能性として、完全に間違った名前をつけてしまうということは無きにしも非ずですが、それは、今のところ心配していません。あくまでも、対象が街路樹ですから、種類が限られていますので。それに、間違ったとしても、気がついた時点で修正すればいいことです。



以上でした。 
また、投稿再開します。


(ただし、タックスシーズン中は滞りがちになるかも。さっさとすれば一日で終わるのに、だらだら引き延ばしています。いけませんね。)







2014年2月17日

2ヶ月目の感想 --- 大いに心境の変化があり




ブログ始めて約2ヶ月、この間に大いに心境の変化がありましたので、記録しておきます。

ブログを始める前の心境を今振り返ると、自分の年齢をすごく気にして、劣等感さえありました。それで、年老いてゆく自分を受け入れられるように気持ちを整理し、できれば、共感してくれる人が見つかるといいな、とひそかに期待していたと思います。

死について、女とは、自分とは等、とにかく自分の人生の終わらせ方のようなことを考えていて、その考えを誰かに語りたくて始めたブログだったと思います。こんなにはっきり意識していた訳ではないけど、今振り返ると、そうだったと思います。そういう考えがいけないという意味ではないです。ただ私の場合、自分の中で、実はつまらないと思っていることを、思っていない振りをしようとしたのが、いけなかった。

そうやって始めた最初の投稿は、ほんの挨拶だったけれど、リファラ スパムのおかげで見かけ上のPV(ページビュー)数が千以上になり、訳が分からないまま、一瞬有頂天になりました。その気持ちに押されて、次々と記事を書いていったし、書く毎に気持ちが明るくなっていきました。書くことで、心が軽くなったのでしょう。

でも、Bloggerの統計の読み方が分かってくるにつれ、自分の記事を実際に読んでくれている人がほとんどいないことがはっきりしてきました。これは、かなりがっかりすることでした。 “早い時期からPV数は気にしない方が良い” というアドバイスはよく目にしていたので、打ちひしがれる程ではなかったけれど、やっぱりとても気落ちしたのは本当。まあ、空っぽのPVで喜んだ反動のようなものだけど。

ただ、それを差し引いても、書くことで気持ちが明るくなっていったことは確か。それに、今は読んでくれる人がいなくても、いつか人目に触れるかもしれないという希望はあります。

そのような、アップ&ダウンの嵐のような時期を過しているうち、街路樹の名前を調べることがしたくなりました。カメラを構えて道路ぎわに立ち、人目が気になりながらも何とか写真を撮って、記事にしました。これの何かが私に合っていたのでしょう、とても楽しく感じたのです。不思議なほど。

このごろは、かなりの時間を樹木のことを考えてます。新しい趣味の発見です。

ここ一週間あまりブログの更新をしていないのですが、実はこの樹木ウォッチングでつまづいているのです。趣味をあきらめたという意味ではありませんよ。つまづくのも楽しいです、ホント。何に躓いているかは、次の記事で書きます。

こんな心境の変化を来たすと思っていなかったので、ブログのタイトルや、プロフィールがちぐはぐになってきました。まあ、当分このままにして、いまのハッピー状態がどう落ち着くかによって考えようと思います。

実際、今のところ見てくれる人がほとんどいないブログなので、ちぐはぐも何も、気にするのは私だけなのですが。



ひとつ、不安があります。
実は、この時期、タックス・シーズン(税金のために、所得の申告をする時期)になると、何かに熱中する傾向があるのです。去年は、ネットで、英語版のドラゴン・ボールの漫画を読み通しました。逃避行動です。

タックス・シーズンをクリアした後も街路樹ウォッチングが楽しかったら本物です。


2014年2月8日

近くに寄って、よく見たら --- ピンク トランペット ツリー Pink Trumpet Tree



数週間前から、この道を通ると、ピンクの花の咲いた木が並んでいるのに気がついていました。

今日、また前を通り過ぎたとき、やっと街路樹ウォッチングの決心が固まって、車を止める場所を探して、カメラを持って近付きました。



葉っぱが無くて満開の花がついている木が二本、長い豆のさやのような実が茶色くかさかさになってぶら下がっています。

その他に、葉が繁っていて花がちょっとついた木と、全く花がついていない木が数本。ずいぶん差があります。

2014年2月8日撮影 Knott Avenue, Anaheim, CA



根元におちている花、ジャカランダに似ている





豆のような実がぶら下がっている





葉が繁っていて、花はやっと咲き始めたところ




葉は、新しい感じではないので、これから落ちるところと思われる





花がジャカランダに似ていたので、それを頼りに検索してみました。

おなじみUFEI のサイトで、ジャカランダを出して、そのページの “List all Bignoniaceae” というリンクをクリックした。Bignoneacea はノウゼンカズラ科。

つまり、ジャカランダが属する “Bignoniacea科” の樹木のリスト中から、あわよくば見つけようという魂胆。


ありました、ありました。どう見たってこれ、というのがあったので、余りにも安直ですがPink Trumpet Tree に決定。



中南米原産、落葉樹だけど葉の色は変わらない、冬から春にかけて花が咲くとのこと。


学名 Handroanthus impetiginosus別名 Tabebuia impetiginosa、Tabebuia avellanedae とのことなので、分類上はっきりしていないのかも。

Pink Trumpet Tree(ピンク トランペット ツリー)、Pink Ipe(ピンク イペー)などと呼ばれる。日本語名は特にみつからない。


とにかく、とても目立つ花だったので、名前が分かってうれしい。




2014年2月2日

2014年2月2日 スーパーボール勝利、おめでとう!ピート・キャロル と シアトル・シーホークス



きょうは、スーパーボール サンデー。
アメリカン フットボールのチャンピオンシップ ゲームの日。


この日に向かってメディアが雰囲気を盛り上げ、当日はテレビでゲームを見ながらのパーティーをするのが普通のことになっています。

フットボール観戦用の軽食や飲み物がセールになり、いつの頃からか、この日は鳥の手羽先が最も大量に消費される日となっています。

私は、フットボールの熱心なファンという訳ではないけれど、でも、好きです。若い男性が身体能力の限界を尽くして躍動するのを見るのは、眼福です。えへ。

シアトルを応援することに決め、3時からテレビの前に張り付いていられるように食べ物の準備を早めにはじめました。鳥の手羽先を焼いて甘辛タレを絡めたのをたくさん作り、そのほか野菜料理を何品か作りました。うちはヘルシー志向。パーティーではありません。家族でテレビを見るだけです。



何でシアトルを応援するかというと、コーチのピート・キャロルになんとなく親しみを感じるから。とにかく何か繋がりを感じられるチームの方を無理やりにでも応援することに決めておけば、観戦も熱が入り、何倍も楽しめるので。

何でピート・キャロルに親しみを感じるかというと、彼はかつて、南カリフォルニア大学 USC のコーチだったから。USCは、近場の強豪チームなのです。私がカレッジフットボールファンになった当初は、USCはとても強いチームでしたが、そのうち有力選手がいなくなったこともあって、だいぶランキングが転落してしまいました。そのうち彼は、プロチームのコーチの仕事を選んでUSCを去り、その後の消息は知りませんでした。そしたら何と、スーパーボールでまたお目にかかるとは。頑張ったのね。




3時半ごろにキックオフ。ゲームは、はらはらする間もなくシアトルの圧勝。ブロンコスが気の毒になるくらいの勝ちっぷりでした。

 シアトル・シーホークスは、若くて経験の少ない選手が多いチームらしく、それをここまで育て上げた彼の力量が賞賛されていました。そうだったのね、ここ数年の、そのプロセスを見逃してしまったのね。残念。


ゲームが終わって夜の7時半頃、歩きに行こうと思って外にでたら、雨が降っていました。百年来の大干ばつと言われているこの冬、ほとんど雨が降ってなかったのに、何と降ってる。

雨が多いことで有名なシアトル、そのチームの勝利に雨が降るとは。

シアトル優勝の御祝儀雨。




この後も、懲りずにエントリーを書いてます。よかったら読んでね。

2016年1月11日
シアトル・シーホークスはプレイオフ1勝。イェーイ!!

2015年2月1日
フットボールは美しい!シアトル・シーホークスのファンでよかった