2014年4月3日

Brahea 属のヤシ二種、グアダルーペ パーム(Brahea edulis) と、とても美しい メキシカン ブルー パーム(Brahea armata)



大型のヤシ二種類です。

ヤシに深く嵌ってかれこれ2ヶ月、ヤシマニア初心者を自負しているのですが、そうなると、目に入るヤシの全てが気になります。

そんなちょっと慣れてきた目に、ちょっと違うヤシが見えてきました。

1. 名前の整理です。

学名   Brahea edulis (ブラヘア エドゥリス)
一般名:  Guadalupe Palm (グアダルーペ パーム)
日本語名: 特に無し(英語のカナ表記で)


学名   Brahea armata (ブラヘア アルマタ)
一般名:  Mexican Blue Palm (メキシカン ブルー パーム)
日本語名: 特に無し(英語のカナ表記で)

Brahea属のヤシは、いずれもメキシコや中央アメリカの乾燥地のヤシなのだそうです。集合的に、Hesper Palm あるいは Rock Palm とも呼ばれるそうです

また、Brahea属の共通の特徴として、葉は “てのひら” 状、つまり、ファン(扇)パーム。花は、雄花と雌花の両方一本の木につきます。

乾燥に良く耐えるので、南カリフォルニアでは好んで植えられるヤシであるとのこと。また、ワシントンヤシ属に比べると、成長が速くないし、背もあそこまでは高くならないそうです。

それから、この仲間は移植するときに枯れやすいとのことで、植える時には場所を良く考えて、後で植え替えしなくていいようにすることが大切なのだそうです。




2. まず、Guadalupe Palm(B. edulis)

街路樹として、ちらほら見かけます。それでも、ワシントニア属の二種や、フェニックス属の二種、キング パーム、クイーン パーム、さらにシュロ(たぶん)の方が、まだずっと多いです。

少なくても、存在感があります。幹の太さと、葉がピンとしてきれいな形をしているのが目を引くのだと思います。

2014年4月1日 Ball Rd. Cypress, CA


ちょっと見た目には、若いワシントンヤシと間違えそうですが、葉柄の付け根を見ると違いが明瞭です。

花が咲いていたのを見たような気がするのですが、見事にサッパリ剪定されています。












同上




やわらかい、布のようなものに葉の根元が包まれています。




















同上

これは、もうすぐ電話線にとどきそう。どうするのでしょう。








3. メキシカン ブルー パーム(B. armata)、本当に美しいヤシ



アナハイム市の、とても長い歴史のある高校、Anaheim High School の正面の最も良い場所に、モニュメントのように植えてありました。偶然通りかかったときに目に飛び込んできました。

葉は、目立つ銀緑色をしています。また、先端までピンとしていて、さらに金属的な感じを強くしています。

実が豊かに垂れ下がり、また上の方には花が突き出していました。まるで京都の舞子さんの、飾りをたっぷりとつけた豊かな日本髪のようなあでやかさがありました。本当に、見事なヤシでした。


2014年3月29日 Anaheim High School, Anaheim, CA







同上




同上

果実は、食べられるのだそうです。人の食用になるという意味。





同上





同上






幹です。



今のところ、メキシカン ブルー パームは、見つけたのは、この一本だけ。植物園なんかに行けば、きっとあると思います。



以上、Brahea属の二種でした。







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